ヘッダー画像

医療コラム

【むし歯予防】フッ素でむし歯を予防しよう!|やまだ歯科クリニック|久留米駅近くの歯医者

インスタグラム

【むし歯予防】フッ素でむし歯を予防しよう!

フッ素がむし歯予防に効果的って聞いたけど、なにをしたらいいの?という方に、今回は様々なむし歯予防についてご紹介します!

フッ素とは

フッ素は元素のひとつで、水や土、ほとんどの食べ物に含まれており身近に存在しています。フッ素単体では猛毒ですが、カルシウムやナトリウムなどと結びつくことでむし歯予防に効果のあるフッ化物(フッ素化合物)となるのです。

※今回の記事ではフッ化物のことをフッ素と表現しています

フッ化物の3つの働き

エナメル質の修復を促進

むし歯菌の酸によって歯の表面のエナメル質から溶け出したカルシウムやリンを補うこと(再石灰化)を促します

歯の質を強化

エナメル質を酸に溶けにくい性質に変え、むし歯への抵抗力を高めます

菌の働きを弱める

細菌のはたらきを弱めてむし歯菌が酸をつくりだすのを弱める
これら3つの働きによって、むし歯の発生と進行を防ぎます。
⇩フッ素について詳しくは前の記事にも書いているので読んでみてください⇩
口の中の環境は常に変化し、むし歯になるリスクがあります。フッ素には初期のむし歯を治してくれる効果もありますが、むし歯ができてからでは遅く、毎日のケアでフッ素を取り込んでおく必要があります。

フッ素のむし歯予防法

フッ素配合歯磨き粉
1、フッ素濃度500〜1450ppmの歯磨き粉を用意します。
おすすめはライオンから出ているチェックアップの歯磨き粉です!
 
2、歯磨き後は5〜15mLの少ない水で一回だけうがいをします。
3、食後または就寝前に行います(特に就寝前が効果的)
寝ている間は飲食せず、唾液の分泌量が少ないので長時間フッ素がお口の中にとどまります。

フッ素洗口液
1、フッ素濃度225〜450ppmの洗口液(マウスウォッシュ)を用意します。
おすすめはサンスターから出ているバトラー エフコート®️です!
2、5〜10mLを口に含み、ぶくぶくうがいで口の中に行き渡らせます。
3、食後または就寝前に行います(特に就寝前が効果的)
寝ている間は飲食せず、唾液の分泌量が少ないので長時間フッ素がお口の中にとどまります。
フッ素歯面塗布
こちらは歯科医院でのプロフェッショナルケアです。歯科医師や歯科衛生士が高濃度のフッ素(9000ppm)を歯面に塗ります。歯が生え始める時期や歯の根っこの部分のむし歯予防として行います。また、矯正治療中や唾液が少ない方などむし歯のリスクが高い方にも効果的です。

このようにフッ素を用いたむし歯予防法はいくつかあり、フッ素配合歯磨き粉での歯磨きをすることが簡単で始めやすいと思います。歯医者に行っているのにむし歯ができる方や、逆にむし歯できるまで歯医者に行かないような方は是非、お家でのむし歯予防をしてみてください!
今回も読んでいただきありがとうございました!

PageTop