こんにちは、やまだ歯科クリニックです♪

ある日突然、歯がズキズキと痛み出し、何も手につかない… そんな経験をされたことはありませんか？　

歯がひどく痛む場合、歯科医院では『根管治療』と『抜歯』を提案されることがあります。

今回は、それぞれのメリットとデメリット、そして選び方をご紹介します！

あなたの大切な歯を守るために、ぜひ知っておいてほしい情報です。

前回までのブログでも根管治療について解説しています。より詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

 

根管治療とは？

根管治療は、歯の根っこの治療です。虫歯や感染が歯の神経にまで達した場合に行われます。この治療では、歯の内部にある感染した部分を取り除き、根管を清掃・消毒して封鎖します。その後、詰め物や被せ物で歯を補強します。

メリット

ご自身の天然の歯を一部残せるため、

1、自然な見た目と咀嚼力を維持できる

2、抜歯の場合と比べ、歯並びへの影響が少ない

3、費用が抑えられる（長期的に再発が起こらず、やりかえなどをしなかった場合）

デメリット

1、複数回の通院が必要

2、感染が再発する可能性がある

3、神経を除去した歯は脆くなり、割れやすくなることがある

 

前回までのブログで根管治療についてさらに詳しく解説してるので気になったこちら⇩

根管治療ってどんな治療？

 

抜歯とは？

抜歯は、歯を抜く治療です。感染やダメージがひどく歯を保存できない場合に、歯を完全に取り除きます。抜歯後は、インプラント、ブリッジ、または入れ歯を選択することが一般的です。

メリット

問題の原因となる歯を完全に除去するため、

1、感染の再発リスクがない

2、短期間で治療が完了する場合が多い

3、全身の健康を守ることができる

デメリット

1、隣接する歯が動いたり、噛み合わせに問題が生じたりする可能性がある

2、補綴（インプラントやブリッジ）が必要なため費用がかかる

3、インプラントをしたとしても天然歯の感覚と完全に同じにはならない

 

抜歯後の選択肢について

当院のインプラント症例やさらに詳しく知りたい方は⇩

インプラント治療が選ばれる理由　〜実症例からみるメリット〜

 

根管治療と抜歯の選択のポイント

①歯の状態

⇨ 歯の破損が深刻すぎて保存が難しい場合は、抜歯を選択することがあります

⇨ 保存可能であれば、根管治療が優先される傾向があります

②全身の健康状態

糖尿病など全身疾患がある場合、担当医と相談して決定することがあります

③費用と今後のリスク

⇨ 根管治療後のほうが最初にかかる費用は安いですが、再感染による再治療のリスクや被せ物などの費用を考えると、抜歯してインプラントを行う方が長期的に経済的で、その後のメンテナンスが楽な場合もあります。

④患者さんのライフスタイル

通院回数や治療期間の制約がある場合、抜歯が選ばれることがあります。

 

 

根管治療と抜歯のどちらを選ぶべきかは、患者さんご自身の歯の状態や生活環境、価値観によって異なります。このブログを読んでいただいたとしても、ご自身の判断ではなく担当の歯科医師の診断のもとしっかり相談し、メリット・デメリットを十分理解したうえで、あなたにとって最適な選択をしましょう。

1番いいことは、急な歯の痛みでどちらかを選択するような状況にならないことです。

まずは、むし歯や歯周病予防のために正しいセルフケアと歯科医院での定期検診を行いましょう♪

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました！