【予防】歯ブラシだけじゃ半分も磨けてない⁈
- 2024年2月7日
- 歯科
みなさん、歯磨きは一日何回していますか?また、何分していますか?
今の日本では、多くの方が毎日歯磨きをするのは当たり前になりました。厚生労働省が発表している歯科疾患実態調査では、歯磨きは1日2回、一回1〜3分という回答が最も多いそうです。
しかし、歯磨きをどんなに頑張っても全体の60%ほどしか磨けておらず、汚れが残ったままになっているのです!どこが磨けていないかというと、それは歯と歯の間です!
みなさん、歯と歯の間のケアをしていますか?
歯科先進国のスウェーデンは、予防大国と言われ国民の90%以上が歯科医院でのプロフェッショナルケアと自身でのホームケアを行なっています。
また口腔内への意識が高いアメリカでは「Floss or Die (フロスか死か)」というスローガンもあるほど、海外では歯間ケアが当たり前になっています。
日本は海外に比べ歯科レベルが10年遅れていると言われており、歯間ケアに馴染みがない方も多いと思いますが、今後は当たり前の習慣となっていくでしょう。
じゃあ歯ブラシでとれない歯と歯の間の汚れはどうしたいいの?という方に、今回は歯間ケアグッズをご紹介いたします!
デンタルフロス(糸ようじ)
□形
初めての方でも使いやすいホルダータイプと慣れた方向けのロールタイプがあります。ホルダータイプには2種類あり、F字型は前歯に、Y字型は奥歯に適しています。ロールタイプは自分で必要な長さを取って指で操作して使うため、最初は難しいですが慣れると細かい動きもできホルダータイプより経済的です。
□使い方
ロールタイプはフロスを肘の長さくらいまで出し、両手の中指に巻き付けます。
それぞれの人差し指や親指でフロスを押さえます。
フロスを前後にゆっくり動かしながら歯と歯の間に通していきます。歯ぐきに1〜2mmほどいれて歯に沿わせ、上下に数回動かします。フロスはゆっくり抜いて、また隣の歯と歯の間を清掃します。
使い捨てと繰り返し使えるタイプがあるため説明書を読んで使いましょう。使い捨てでない場合は、毛が引っかかったり毛羽立ってきたら交換しましょう。
歯間ブラシ
□形
前歯に使いやすいI字型と、奥歯に使いやすいL字型があります。
□サイズ
メーカーによって様々ですが、4S〜Lサイズくらいまで用意されています。隙間に対して歯間ブラシが小さすぎると汚れがとれず、また大きすぎると無理やり通すことで歯茎を傷つけることになります。初めて使う場合はまず小さめのサイズから使うようにしましょう。また、かかりつけの歯科医院でどのサイズが合うのか確認してもらうと良いでしょう。
□使い方
歯と歯の間に入れて前後(奥歯の場合は左右)に数回通します。
使用後は水で洗い流して、歯ブラシと一緒に風通しの良いところで保管します。毛先が痛んでくるか、大体2週間を目安に交換しましょう。
今回は歯間ケアの重要性とそのグッズについてお話ししました。前に使ってみたけど面倒でやめてしまった方も、まだやったことがない方も、これを機に歯間ケアを始めてみてはいかがでしょうか?
歯間ケアをはじめると最初は痛みがあったり出血したりすることがありますが、それは歯茎が炎症を起こしているためです。続けることで痛みや出血は治ってくるので正しいやり方で歯間ケアをしましょう!
当院ではメインテナンス時に患者様のお口に合った歯間ケアを行い、またホームケアの提案も行なっております。自分では何をつかったらいいのかわからない方など、歯科衛生士にいつでも聞いてくださいね♩
今回もブログを読んでいただきありがとうございました!