メインテナンスで患者さんによく聞かれるのが「電動歯ブラシって使った方がいいの？」という質問です。

結論、人によります！！！

電動歯ブラシにもメリットとデメリットがあり、患者さんによって向き不向きがあります。今回は電動歯ブラシにお話しするので、どんなものか知って選んで欲しいなと思います！

 

まず、電動歯ブラシには高速運動タイプと高速振動タイプがあります。

01 高速運動（回転式）

電動歯ブラシときいて多くの方が想像する、ヘッドが動くタイプのものです。回転や左右反転、上下運動するものがあり、1分間に3,000〜45,000回動くことで歯面を磨きます。

02 高速振動（音波式）

ヘッドが1〜2mm振動し、手磨きでは不可能な細かい動きができます。ゴシゴシ磨くのではなく、歯面に当てたまま隣の歯に移り途切れないように動かすことで、歯と歯の間の細かい部分まで振動が届き汚れを取り除きます。（周波数150〜550Hz）

03 高速運動（超音波式）

超音波式は1分間に1,200,000回と動きが細かすぎて、ほとんど振動を感じません。そのため手磨きと同じように動かす必要があります。細かな振幅と高い周波数で不溶性グルカンの破壊も期待できます。

 

また、それぞれにいろんなメーカーが商品を出しており、

ブラッシングのモード（ノーマル、ソフトの切り替えなど）

タイマー機能（上下左右30秒ごとのタイマーなど）

安全機能（ブラッシング圧が強いと光るなど）

ヘッド交換時期がわかる（ヘッドの色が変わる、本体のお知らせ機能など）

Bluetooth連携（アプリで見ながらブラッシングした場所がわかるなど）

など、様々な機能がついています。

 

 

では、どんな方が電動歯ブラシを使ったらよいのでしょうか？

インプラント / 矯正器具 が入っている

麻痺などで手磨きがうまくできない

ブラッシング圧が強すぎる

介護などで忙しく、ゆっくり歯磨きの時間がとれない

よりレベルの高い口腔ケアをしたい

という方には電動歯ブラシをおすすめします！

 

さまざまなメーカーが、さまざまな機能のついた電動歯ブラシを出しています。また、電動歯ブラシは用途に合わせてヘッドを選ぶことができるという大きな特徴もあるため、どれが自分に合うのか迷ってしまいます。

 

自分が何を目的として使いたいかが一番大事ですが、細かい歯ブラシ選びは口腔内のことも把握している歯科衛生士に聞いてみてください！

中には買っただけで満足されたり、電動歯ブラシを使っているから綺麗になっているはず！と正しいケアができていなかったり、という方もいらっしゃいます。買って使った後も歯科衛生士によるメインテナンスの時に、きちんとセルフケアができているか確認してもらいましょう！

 

当院では、歯科専売の音波ブラシ「プリニア」を取り扱っております。

詳しくは前回の記事を見てみてください！

【予防】音波の力でツルツルに！音波ブラシプリニア

 

今回は電動歯ブラシについてお話ししました！使い方は正しいのか、自分に合った電動歯ブラシはどれなのか、気になった方はメインテナンスの時に聞いてみてください！

最後まで読んでいただきありがとうございました！