歯医者でのレントゲンは何をみてるの?
- 2024年12月4日
- 未分類
こんにちは、やまだ歯科クリニックです♪
歯医者にはじめて行ったら、必ずといってもいいほど行うレントゲン撮影。
皆様も経験があるのではないでしょうか?またメンテナンスなどで通う方も定期的に撮影していると思いますが、なんでまた撮るの?と疑問に思ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな謎について、今回は歯科レントゲンについて詳しくお話しします!
レントゲンでわかるもの
1. 虫歯の進行度
目で見えない歯の内部や、歯と歯の間の虫歯を確認
2. 歯周病の進行状況
骨の状態を確認して、歯周病による影響を把握
3. 親知らずの位置や生え方
埋まっている親知らずや、隣の歯への影響をチェック
4. 顎や関節の状態
顎の骨の異常や、嚙み合わせの問題を確認
5. 見つけにくいトラブルの早期発見
根っこの先にあるのう胞や腫瘍といった異常の発見
6. 生え替わり
大人の歯の数がそろっているか、きちんと生えてくるかをチェック
レントゲンは安全?
レントゲンの安全性を心配する方もいますが、身体への健康影響があるのは200mSv(ミリシーベルト)以上の被ばくで、レントゲン撮影では日常で受ける被ばく量よりはるかに少ない量であり安全性が認められています。
エックス線検査を受けることで、身体的影響や遺伝的影響のリスクが高まる恐れはゼロではありませんが、これは適切な医療行為であり、検査によって疾患リスクを知るメリットの方が大きいといえます。
とくに歯科用レントゲンは放射線量が非常に少なく、健康への影響はほとんどありません。それでも、妊娠中の方など不安なことがある場合は必ずご相談ください。
レントゲンの種類
デンタルX線写真
小さなフィルムをお口の中に入れて、部分的な撮影をします。フィルムも小さく、1〜4本の歯を撮影します。限られた部分の虫歯や歯根や骨の状態を確認するために撮影します。インプラントの埋入直後にインプラント体と骨の状態を確認するため、虫歯の大きさの確認、根の治療の最後などにも細かい部分を確認するために行います。
パノラマX線写真
頭の周りをぐるっと機会が回転しながら撮影を行います。口の中全体や顎の状態を確認するために行います。全体が把握できるため、初診時はこれを撮影することが多いです。
歯科用CT
3次元的な画像で撮影を行えます。神経の位置、血管の位置など3Dで見ることが可能なため、親知らず抜歯のときやインプラント埋入の位置確認に使用します。根尖の治療、矯正治療や顎関節の診断などでも使われます。
セファロ(頭部X線規格写真)
矯正の診断に欠かせない頭のレントゲン写真で、撮影規格は世界共通なためX線管球の焦点からフィルムまでの距離と、被写体からフィルムまでの距離が決まっています。セファロでは、標準値と比較した顎顔面骨格の特徴などがわかります。
レントゲン活用例
① 写真や見た目でわからない詰め物下にできたむし歯をパノラマX線写真で発見する
⇨虫歯の大きさ(深さ)を確認するため、デンタルX線写真を撮影し診断する
② パノラマX線写真で埋まっている親知らずを確認
⇨親知らずや手前の歯がむし歯になっていないかデンタルX線写真で確認
⇨親知らずを抜くために他の神経に当たったりしていないかCTで確認し治療計画を立てる
治療の時だけでなく、メンテナンスでも定期的にレントゲンを撮ることで、初期のトラブルを見逃さず、大きな治療を防ぐことができます。レントゲンについての疑問は解消されたでしょうか?? お口の健康を守るためにも、まずは定期検診にお越しください♪
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!