根管治療ってどんな治療?
- 2025年1月8日
- 未分類
こんにちは、やまだ歯科クリニックです♪
歯医者さんから「根管治療が必要です」と言われた経験はありますか?
今回は、
・神経をとるって痛そう、不安...
・やったことあるけど何をされてるのかわからなかった!
・痛みがなくなったのに何で通わないといけないの?
など、経験がある方にもない方にも、わかりやすく根管治療についてご説明いたします!
歯を守るために重要な治療法であり、受ける前にぜひ読んで安心して治療を受けてくださいね。
あなたは大丈夫?根管治療リスクチェック!
☑️ 歯がズキズキと痛む
☑️ 冷たいものや熱いものがしみる
☑️ 歯茎が腫れている
☑️ 噛むと痛みを感じる
☑️ 歯の色が変わってきた
どうでしょうか?
1つでも当てはまった方はすぐに歯医者に受診しましょう!
根管治療とは
むし歯が進行して歯の神経(歯髄)が炎症を起こしたり、感染したりした場合に行う治療です。
根管治療には大きく2種類、『抜髄』と『感染根管治療』があります。
『抜髄』歯の神経を取り除く処置
歯髄炎といって、歯の神経が炎症を起こし強い痛みが出た場合に行います。
『感染根管治療』神経があった部分が感染し、それを取り除く処置
歯髄炎を放置すると神経がすべて死んでしまい痛みがなくなります。これは治ったわけではなく、痛みを感じなくなっただけで歯の中は感染したままなので根管の先に膿が溜まっていき、痛みと腫れが出ます。また、一度根管治療をした歯が何らかの理由で再感染を起こすことがあり、噛んで痛い・違和感がある場合に行います。
根管治療の流れ
1. 診断
レントゲンを使って歯の内部や根の状態を確認します。当院ではパノラマやデンタルなどの平面的なレントゲンだけでなく、3D撮影ができるCTも使って診断を行います。
2. 清掃
麻酔をしてむし歯を取り除きます。表面麻酔をして注射の麻酔をするため痛みはほとんどありません。その後、リーマーやエンドチップなど細長い根管用の器具で歯の中の神経や感染している組織を取り除き、特殊な薬液で根管をきれいにします。
3. 消毒
根管内をきれいにした後は、特殊な薬剤を使って根管をしっかり消毒していきます。これが不十分だと、再び感染が起こる可能性があるため、慎重に行います。一度できれいにならないため消毒に数回の通院が必要になることがあります。
4. 封鎖
根管を消毒した後、隙間ができないようにガッタパーチャポイントで詰め物をします。この詰め物によって、細菌が再び入るのを防ぎます。
5. 最終的な被せ物
封鎖の段階では、仮の蓋や仮歯です。神経をとった歯はそうでない歯に比べて脆く、折れる可能性があるので、被せ物をして治療が完了します。
根管治療 Q&A
Q. 治療中に痛みはありますか?
A. 麻酔を使用するため、ほとんどの場合、治療中に痛みを感じることはありません。ただし、麻酔が切れた後に違和感や軽い痛みを感じることがありますが、これは一時的なものです。
Q. 何回くらい通う必要がありますか?
A. 根管治療は多くの場合、3〜4回の通院が必要です。歯の状態や感染の程度によって異なります。
Q. 根管治療をしても、歯が再び痛くなることはありますか?
A. 適切に治療が行われていれば、再感染のリスクは低くなります。ただし、被せ物が外れたり、歯にひびが入ったりすると再感染する可能性があるため、定期的な検診が大切です。
Q. 痛くなくなったので行かなくていいですか?
抜髄後や根管治療中は治療前の痛みがなくなり、まれに通院をやめる方がいますが、治療は終わっていないので必ず最後まで通院してください。歯はエナメル質という1番外側の硬い部分があり、その中に象牙質、歯髄と柔らかく脆い部分があります。神経の治療中はその部分が露出しており、また仮の蓋は外れるようにしているため、そのまま長時間放置すると再感染や破折のリスクが高まります。そうなると最初は残せた歯が、抜歯やより大変な治療になります。
Q. 神経はとらないほうがいいんですか?
歯髄腔には歯の神経や血管が通っていて、歯に栄養を届けてくれる重要な役割があります。また、むし歯や歯周病などなにかトラブルが起こったときに痛みを教えてくれる役割もあります。歯の神経をとると、その重要な役割が果たせなくなり、枯れ木のような状態になるので、そうでない歯に比べてかなり脆くなってしまいます。そのため神経はなるべく残せるようにしましょう。
今日のまとめ
根管治療は「歯を残す最後の手段」ともいえます。しっかり治療を受ければ、長く自分の歯を使い続けることができますが、再感染などのリスクもあるため定期的な歯科検診と適切なホームケアが大事です。
根管治療に関して不安や疑問があれば、遠慮なくご相談ください。治療前のカウンセリングなど正しい情報を知ることで、安心して治療を受けることができます!
今回も最後まで読んんでいただきありがとうございました!
本年もよろしくお願いいたします。