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医療コラム

その歯肉炎、被せ物のせいかも⁈|久留米・西鉄久留米駅横の歯医者|やまだ歯科クリニック

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その歯肉炎、被せ物のせいかも⁈

こんにちは、やまだ歯科クリニックです♪

みなさんは歯医者さんで歯の被せ物を作ってもらったことはありますか?

むし歯になったときなど治療の多くは最後にクラウンやブリッジと呼ばれる被せ物をします。これは、歯の機能や見た目を回復するために非常に重要ですが、せっかく治療したのに被せ物がきちんとフィットしていない場合、さまざまなトラブルが発生することがあります!

 

今回はその一つ、「歯肉炎」についてお話しします。

 

歯肉炎とは

歯ぐきに炎症が起こる状態のことです。歯垢(プラーク)や歯石が原因で細菌が繁殖し、炎症を起こします。痛みはほとんどありませんがそのまま放置すると進行し、歯周病へと発展します。

歯肉炎の主な症状

• 歯ぐきの赤みや腫れ
• 出血
• 口臭

 

治療をしたのに歯ぐきからの出血が続いていたり、匂いがして気になったりするところがあったり、思い当たることはありませんか?

 

不適切な被せ物が歯肉炎を引き起こす理由

1、プラークの蓄積

被せ物が歯にきちんと合っていない場合、歯との間に隙間ができ、そこにプラークや食べかすがたまりやすくなります。この隙間は通常の歯磨きではケアが難しく、細菌が繁殖することで歯ぐきが炎症を起こしやすくなります。これが歯肉炎の始まりです。

2、咬み合わせ

被せ物によって不適切な咬み合わせや、歯や歯ぐきに過剰な圧力をかかることも、歯肉や周囲の組織に負担をかけ炎症や痛みを引き起こす原因となります。慢性的に歯肉炎を進行させます。

3、被せ物の形態

たとえば、ブリッジやクラウンの形が不適切だと歯間ブラシやフロスが入りにくく、セルフケアが難しくなりプラークが蓄積しやすくなります。

 

▷▷▷これらは、適合のぴったり合う被せ物を作製することで解決できます!

 

症例1

 

症例2

 

これらは被せ物をより精度の高いものに変えたことで歯肉炎が改善したケースです。

そんな被せ物を作製するには、精密な印象(型取り)が必要です!

 

 

精密な印象をとることで、歯や歯ぐきの詳細な形状を正確に再現することができます。保険診療で使用する材料とは違い、主にシリコン印象材などを使用します。

また、患者様の口腔内の状態は一人一人違うため、担当の歯科医師の経験や技術も欠かせませんが、近年では、3Dスキャン技術も進化しており、これによりさらに正確な被せ物の作製が可能となっています。

 

精密な印象によって作られた被せ物は、

• 隙間がほとんどなく、プラークがたまりにくい
• 咬み合わせの調整が正確
• セルフケアしやすい形態

という特徴があります。

 

精密な印象を使った補綴物が作られても、口腔内の健康を維持するためには定期的なメンテナンスが欠かせません。また、新しく被せ物を入れたときは家に帰ってセルフケアができるか歯科衛生士と確認しましょう♪

今回は、同じ被せ物の治療でも、より精密な治療が歯ぐきの健康を守るということについてお話ししました!

 

歯磨きや歯石とりだけが歯肉炎や歯周病の予防ではないのです。精密な被せ物を選択することで歯周病のリスクを大幅に減らすことができます。治療を受ける際には、担当の歯科医師と相談して最適な治療法を選びましょう。

 

当院はカウンセリングから患者様のご希望に合わせて治療を行なっていきます。

まずはご気軽にご相談からお待ちしております♪

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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