【審美歯科】新しい被せ物、エンドクラウン
2024年6月からエンドクラウンが保険適用になりました!
これは20年ほど前に導入された比較的新しい補綴(被せ物)で、歯科のスタッフでも知らない方がいると思います。いままでは自費治療のみでしたが、保険のCAD/CAMというシステムや接着技術が向上したことにより、今回保険適用となりました!
エンドクラウンとは
歯科技術の進歩により導入された比較的新しい被せ物です。
従来の被せ物とは異なり、根管のポスト形成や支台築造が必要ないなどさまざまなメリットがあります。
メリットとデメリット
メリット
歯を削る量が少ないこと、また根管治療(歯の根っこの治療)がないため感染のリスクや来院回数が減ることなど、患者様の負担が少なくなる点が挙げられます。
デメリット
形状的に従来型クラウンに比べ横からの力に弱いため、力がかかる方向を考慮して作成しなければならないことです。そのため歯ぎしりをしている人には適用できない場合があります。
また、歯肉縁上(歯ぐきの上)にエンドライン(被せ物と歯の境目)がくるため、前から4・5番目の歯に適用する場合はエンドラインが見えてしまう可能性があり審美性が気になるところでもあります。
メリットだけではありませんが、技術の向上により保険治療で奥歯に白い被せ物が入れられる可能性があがり、患者様の選択肢が増えました!また3Dスキャナーとの相性もよく、今後ますます需要が増えていくことでしょう。
今回はエンドクラウンの保険適用についてお話しました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!