【審美】いま注目のラミネートベニヤとは
- 2023年12月16日
- 審美歯科
ラミネートベニヤとは、歯の表面を少しだけ削ってセラミックの薄いシェルを貼り付け見た目を綺麗にする治療です。例えるとネイルチップなど付け爪のようなものですが、歯科用の接着剤で歯とラミネートベニヤを接着させるため簡単に取れることはありません。
このブログを書いている歯科衛生士の私自身も15年以上前にラミネートベニヤ治療をしていますが、外れたり取れかかったりということは一度もありませんでした。
こんな方におすすめ
・短期間で前歯を白くしたい
・ホワイトニングで白くならない歯がある
・すきっ歯
・他の歯と比べて歯が小さい、欠けているところがある
これらのお悩みはラミネートベニヤ治療で改善することができます。
メリット
1、歯を削る量が少ない
歯全体を覆うクラウンという被せ物に比べて、削る部分は表面だけでいいためご自身の歯を大きく削る必要がありません。
2、美しく劣化しにくい素材
基本的にはe-maxというセラミックを使用しますが、この素材は色の透過性が高く、自然な歯の白さを表現できるものです。また、セラミックは汚れもつきにくく、保険治療で使用する素材と比べると劣化しにくいため長持ちします。
3、治療期間が短い
ホワイトニングや矯正に比べて短期間で治療が終わり、美しい歯を手に入れることができます。すきっ歯などの歯並びの矯正にラミネートベニヤを使用する場合は、矯正期間が年単位となるところを短期間の通院で終えることができます。
デメリット
1、自費診療であるため高額
審美治療全般に言えますが、病気を治す治療ではなく見た目を綺麗にするため保険外の治療となります。素材もいいものを使用しているため保険治療に比べ高額になり、またその後のメインテナンスも必須となります。
2、歯を削る
クラウンに比べ少ないとは言え、ご自身の歯を削る必要があります。また、出っ歯を治すためにラミネートベニヤを用いる場合など症例によっては大きく削る可能性もあります。
3、噛み合わせの治療はできない
表面を削っていた目を改善するため、大きく歯を動かしたり噛み合わせを変えたりすることはできません。また、下の歯にラミネートベニヤをすると、上の歯との噛み合わせの関係で割れてしまう可能性があるためお勧めしません。
こんな方は注意
・歯ぎしりをする方
・硬いものをよく食べる方
ラミネートベニヤは薄いセラミックのため、歯に負担がかかる噛み合わせや癖がある方は割れたり取れてしまったりする可能性があります。
当院のラミネートベニヤ治療は1本 110,000円 です。
症例は限られますが、削らないラミネートベニヤ治療も行っており、そちらは 88,000円 です。カウンセリングから完成までは3〜4回の通院となります。
ラミネートベニヤの平均的な寿命は10〜15年と言われていますが先述したように噛み合わせの関係で早く外れてしまう方もいます。
ラミネートベニヤを希望されて来院された方でもリスクが高い方には別の方法をご提案させていただいております。治療の前に必ずしっかりカウンセリングから行っておりますので、まずはお気軽にご相談からお越しくださいませ。
今回もブログを読んでいただきありがとうございました!